先日、川崎医療福祉大学 特任教授である佐々木正美先生のご講演を拝聴しました~!!
先生は大変有名な方で、ご自身の書物もたくさんお書きになり、何といっても現代の人間発達、特に乳幼児期の重要性に関してのパイオニア的存在です。
講演タイトル 「子どもの心が見えますか ~生きる力、コミュニケーションの感性を育てながら~ 成長や発達には順序がある」
この講演の中で、特に印象に残ったことを書かせていただきます。
先生の講演を要約すると・・・人間=コミュニケーションであり、人は他の人の中に自分の存在価値を見出す
やはり・・・!! やはり先生のおっしゃる言葉は、これまでの理論+実体験が伴ってのお言葉でとても心に残りました。
前回も先生のご講演を聞いたのですが、先生が一貫しておっしゃっているのは「乳幼児期の過ごし方が、大きくなってから良し悪し関わらず多大な影響を及ばす」ということです。
特に乳児期(生まれてから約1年ほど)は、基本的信頼を築き上げることが必要とされています。
この時期に、生まれてきたという喜び、愛されたという事実を、しっかりと感じることによって⇒信頼=生まれた世界や人を信じる、自分を信じる力が生まれます。
信じる・・・実は簡単なようでとても難しい言葉です。
大人になってから、信じるということがいかに強いことか、信じるという事がいかに難しいかを色々な場面で感じるようになりました。
例えば、「自分は〇〇ができるだろうか・・・」、「あの人は〇〇の時に大丈夫だろうか・・・」、「もしも~が起こったらどうしよう・・・」、人に怒られたり何か自分に言われたときに素直になれない・・・など、たくさんの場面で信じることが難しくなる時があります。
つまり・・・
信じる=自信、他信(他の人を信じる) ⇔ 不安・心配・恐怖
こういった意味から考えてみても、基本的信頼を獲得することがとても大切であり、子どもたちが生まれたときの最初の時に作り上げていかなくてはいけないということを先生から教わりました。
信じる (谷川俊太郎)
笑うときには大口あけて
おこるときには本気でおこる
自分にうそがつけない私
そんな私を私は信じる
信じることに理由はいらない
地雷をふんで足をなくした
子どもの写真目をそらさずに
黙って涙を流したあなた
そんなあなたを私は信じる
信じることでよみがえるいのち
葉末(はずえ)の露(つゆ)がきらめく朝に
何をみつめる小鹿のひとみ
すべてのものが日々新しい
そんな世界を私は信じる
信じることは生きるみなもと
私たちは、子どもたちにとにかく、「楽しい~☆☆」、「嬉しい~☆☆」、「あははは(^▽^)」という笑顔のある空間を作っていく必要があります!!
先生の講演はもっと奥が深くて、私のようなものが語ることはできませんが、重要だと思われる部分をお伝えさせていただきました☆